現代パロ

日常と君と、④

・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・眠れない。どうも目が冴えてしかたがない。 布団に入ってからもう何時間も過ぎたが、 寝相を変えてもなにをしてもどうやっても、 眠れない。しょうがない、なにか飲もう。そう思い布団から出て、ドアノブに手…

日常と君と、③

まさか、まさかとは思っていたが。 ありえない、こんなこと。 「転校してきた、マキナ・クナギリです。」 もし、この世界に神様がいるのなら、とてつもなく意地悪な神様だろう。「それじゃあ、マキナの席は…エースの隣だ。」それも、とびっきりの。 「なあ、…

日常と君と、②

孤児院から、出て行く日。 最後の日に告白されたんだっけ。 しかも、男に。 「君の事が、好きだ。」 始めは、何かの冗談かと思った。 だから、 「僕、男だけど。」 そうやって、からかってやった。「知ってる。」返ってきた返事に、僕は驚いた。 知っていた…

日常と君と、

「ねえ、マザー。」 「ん?」 「また…会えるよね?」 「 」 ………? 「マザー?」 「 」 「マザー!!」 ピピピピピピピピピ… 「!!」 ピピピピピ… また、あの夢。 「はぁ…」 最近よく見るようになった夢。 孤児院に居たころの僕。 それと、『マザー』 「……」…