日常と君と、④

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・眠れない。

どうも目が冴えてしかたがない。
布団に入ってからもう何時間も過ぎたが、
寝相を変えてもなにをしてもどうやっても、
眠れない。

しょうがない、なにか飲もう。

そう思い布団から出て、ドアノブに手を掛ける。
すると、

ギィ・・・

向かいの部屋からドアを開ける音がした。
たしか向かいの部屋は、

マキナ・・・?

そっとドアを開け、廊下を覗き見る。
隙間から黒い影が階段を降りるのが見えた。
間違いようも無く、あの面影はマキナだ。

こんな時間に?なんだ・・・?

マキナが階段を降りたところを見送り、
その後をそっとつけてみる。
しばらくするとマキナは庭に出て行った。

庭になんの用だろう・・・

影からこっそり覗いていると、

「・・・いるんだろ?エース。」
「えっ・・・」

・・・バレてた。

「やっぱり、エースだ。」
いつもの笑顔でこちらを向くマキナ。
表面的には夕方のことはあまり気にしていない様だが。

気にして、ないのか?

「なあ、マキナ・・・」
「エース。」
「え、あ、うん。なに?」

びっくりした・・・

「あのさ、今日。七夕だよな。」
「は?」
た、七夕?
「あ、ああ。七夕な。・・・それが?」
「実はさ、」

「俺が好きな人に初めて告白したの、七夕だったんだよ。」

・・・え?
俺が、あの子に告白されたのも、
七夕、だった。





続く




お久しぶりーふ!!
すぎて吹く。
うん。
とくにないかな。
では!
次はあるかな・・・