グロ・エロ表現あり

No.1:暗がりに揺れる妖しき光は地を結う 「電灯灯々日々②」

グチャ足元から微かに臭う血の臭い。 俺の廻りには頭の吹っ飛んだ死体と、血の海が広がっている。「おぇ・・・」後ろから嘔吐している音がする。 唯一の友人、『澪野 標識』 まあ、特に何もない一般人だ。「だから、着いて来るなと言ったのに・・・」 「でも…

No.1:暗がりに揺れる妖しき光は地を結う 「電灯灯々日々」

ある日、とある廃ビル。日差しが強くガラスのない窓からは直に入り込んでくる。・・・暑い。 とにかく暑くて日陰にいても汗が次々に吹き出てくる。 「・・・朝日奈?」 ボロボロになったフェンスの向こうから同い年ぐらいの青年が顔を出す。 「・・・。」 「…

ストリップ・ストリッパー

彼は人を食らう殺人鬼。 私は残酷な悲しき人外。「実に滑稽だな。」目の前に転がっているのは、その殺人鬼。 ゆっくりと近づきしゃがみ込む。「…俺に、何しよってんだ。テメェ、」酷い仏頂面をこちらに向け、不機嫌さが滲み出た態度を取る。 そんな態度を取…